もはやバイク旅から一か月が過ぎて、旅の記録も薄れてきつつあるけど、撮った動画素材を観てるとその時の気持ちとか空気がパッと蘇るのであります。
ビデオブログ→video blog→vlog とはよく言ったものですね。いい言葉だと思う。
相変わらず動画編集はめんどくさいからやりたくないし慣れないけど、楽しんでやっていきたいですね。
今回は2日目と3日目を載せます。
2日目【松山市~高知市】
大竹伸朗展を観戦
2日目はこの旅の目的のひとつでもある、『大竹伸朗展』を観てきた。
普通、美術展は撮影出来ないような印象だけど、大竹伸朗展は違った。写真のみ撮影可能という事らしい。何だかその姿勢に「まあせいぜい撮ってみろよ?お前はどれだけ作品の良さを写真で切り取れるんだ?おお??」と煽られているような気になった。んん、煽ってんのか?
ジョートーだよ、とばかりに数枚パシャ、、、パシャッ、、、と背中を丸めて撮影してた。今回はこのくらいで勘弁してやるよ!
物販では魅力的なグッズもいっぱい。だがこちとら積載に限りがあるモーターサイクラーなので厳選しなけりゃいけんのです。なので、旅でも使えそうで荷物にもならない手ぬぐいとマスキングテープを購入した。ほんと言うとレコードとTシャツも欲しかったのだが。
手ぬぐいは速攻でバイクのハンドルあたりにかぶせ、マスキングテープはクラッチレバーの根元にグルグルと巻き散らしてやった。よければ動画で見つけてみて下さいな。
松山市は路面電車があって、福岡市民である私は路面電車に対する免疫がないので結構戸惑ったりする。とくに線路をまたいで右折時とかな!怖いんじゃ!
あと松山市内では観覧車を見たけど駅かなんかだろうか。(動画内の1:15あたり)
街中で観覧車を観たのは鹿児島と大阪くらいだから懐かしくなった。
四国カルストへ四年前のリベンジ
それから、おそらく四国に来たバイク乗りは全員がそこへ行くに違いない四国カルストへ向かう。
四年前にカブで四国ツーリングをしたことは書いたけれど、その時ももちろん四国カルストへは行った。
しかしちょうどその日だけが雨で、カルスト付近も雨雲に覆われてしまって絶景もなんのその、景色は見渡す限りの真っ白だった。
というかカルストに向かう山道の時点で雷の音が聞こえてきて一目散に山を逃げるように降りて来たのだった。実際カルスト(という名の白い世界)にいた時間は5分も無かったと思う。
なので今回こそは!とリベンジに燃えていたのだった。そしてリベンジは成功!あーヨカッタ。
注意なのは、景色に見とれていて対向車に気づかない事だね!まじで一回危なかった。カルストで散りたくないよ。いやむしろバイク乗りとしては聖地で散るのは本望だったりするのかもしれない。同感はできませんが。
高知市内、岡田以蔵の墓参り
そのまま高知市へ向かい、日が暮れそうだったけど岡田以蔵の墓参りへ。
四年前も墓参りに行ったけど再訪の挨拶。前回とまったく同じスーパーで花を買って、、、しかし、この時は「母の日」のため花が残り少なくなっていてマジ焦った。日が暮れるので花屋を探し回る時間はコチトラ無いのである。
墓地に入ったら一瞬で薄暗くなったので若干ビクつきながらもお参りをすませた。お墓は相変わらず綺麗にされていて嬉しくなった。よかったな、イゾー。
宿は「はりまや橋」近くの格安ビジホ。昨日もビジホだったけど、これまで旅というとカプセルホテルやネカフェが多かったけど、今回の旅でビジホが好きになった。洗練されすぎてないところがまた良い。
ガソリンスタンドのおっちゃんに教えてもらった「安兵衛」という屋台みたいな餃子屋で晩飯。ここは広末涼子が高地に帰省した際にも寄るらしい。おでんと餃子で軽くビール。
そのあと高知市内をぶらつきタイム。おお、ここにも路面電車があるのね。
3日目【高知市~徳山市】
路面電車の風景にも馴染んできた3日目、まずは祖谷渓(いやけい)へと向かう。今日も天気に恵まれてバイクがすこぶる楽しい。
高知市郊外には、線路をまたいで住宅の敷地へ入るような家がたくさんあって新鮮だった。(0:45~)
もちろん踏切も何も無いわけだが、ここでは当たり前なんだろうな~。こういう風景が街を立体的に見せてくれるのでとても面白い。
途中で見つけた味のある集落(0:59~)もそういったもののひとつ。ついついバイクを止めたくなっちゃうんですわ。いいわあ~~。
杉の大杉と美空ひばりの唄
地図で見かけて気になった「杉の大杉」へ行くことに。実は「杉」というのは地名で、「杉」にある「大杉の木」という事ね。その事にちょっとしたミラクルを感じる。
なんでも樹齢3000年くらいで、日本一の大きさを誇る大杉だとか。
これがまた異様というかオゴソカというか、モンスターみたいな姿だった。二本の木が株のほうでくっついて育ってるその姿はまるで夫婦みたいで、「夫婦杉」ともよばれているらしい。
傍には美空ひばりさんの遺影碑がある。何で美空ひばり??とおもったが、なんでも美空ひばりさんが子供のころ、ここらでバス事故にあった際にこの大杉に「日本一の歌手になる」と願掛けをしたらしい。
そして誰もが知るスーパー歌手になったという、まさに超ご利益がある大杉。
何の気なしに美空ひばり遺影碑で「川の流れのように」を聴いたんだけど(2:07~)、この曲ってこんなに響いてくる曲だったっけ?とちょっとびっくりしてしまった。というか打ちのめされてしまった。
この決して音質の良いとはいえない遺影碑のスピーカーでも(いや逆に、この音質だからこそかも?)分かる、とんでもない歌手だったんだな、、、と改めて恐れ入りました。マジで泣きそうになったもん。
世の中には『この人はこれをやるために生まれてきたんだな』という人がいるけど、美空ひばりもそうで、この人は唄うためにこの世に存在してたんだろうな。
歌詞もいいよね!まさに旅をしてるこの身にピタリと来る歌詞。秋元康グッジョブ(何様?)。旅から帰ったらyoutubeで美空ひばりを存分に聴きまくろうと思った。
祖谷渓・かずら橋
祖谷渓にあるかずら橋も地図で見て気になった場所。というか私の旅はほぼ昭文社のツーリングマップル頼み(しかも4年前のソレ)なので、そこに掲載されてる情報がメインになったりするのだ。あとは走ってて気になった場所にフラーっと行くというスタイルでやらせてもらっています!
かずら橋は駐車場から徒歩で少し歩く。途中で魚と団子の串焼きにくぎ付けになったりしつつ向かいます。橋の通過料は¥550です。
こういう手がふさがってる時にGoproは大活躍してくれた。周りは大陸系の観光客多し。にぎやかに渡ります。
その後は道を少し戻って祖谷渓の小便小僧を見たり、谷の下まで降りて遊んだりしつつ、四国の深い山を抜けて吉野川沿いを東へ走る。
さぬき市内~讃岐輪楽オートバイ神社へ
道の駅・三野で微妙すぎた中央構造線を楽しみ、「うだつの上がらない」という語源になったうだつの町並を散策した。
これは自分の場合だけど、バイクで走ってると食べたりするのも後回しにしてしまう事があって、気づいたらちゃんとしたご飯を食べてない事がよくある。
この日も食べたのは朝のコンビニのパン、昼は串焼きの魚一本、アイス、アイス、となかなかのラインナップだ。そろそろちゃんとした飯、例えば讃岐うどんをと思ったけど意外とアイスが効いてる状態。
なのでそのままさぬき市にあるオートバイ神社へと向かう事にします。日も暮れてきそうだし、讃岐うどんは四年前にも食べたし、、、相変わらずグルメに対する意識は低いつまらん男であります!
目指すは『讃岐輪楽オートバイ神社』
そういえば二輪免許取得して早5年、、、オートバイ神社って行った事ねぇと危機感に近いものを感じた私はこの旅の安全とこれからの発展を願いに行こうと思ったのだった。
そして近くまで来たのに入り口を見逃してUターンの練習(7:20~)をするなどして到着。
ここは古民家カフェが隣接されていて、お参りしてる私を見つけたお店の方がお茶をごちそうしてくださった。(お菓子付き)
とてもありがたかったのだが、ここである事件が起こった。
動画にはしていないし、する余裕もなかったのだけど、ひと息ついた私を謎の鼻血大出血事件が突然襲ったのだった。
手持ちのポケティッシュでカバーしたので大惨事は免れたものの、ちょっと切なさと恥ずかしさもあって足早に失礼してしまった。本当に申し訳ないです。あと、日も暮れそうだったので!
この出来事はこのブログだけでしか知れない極秘情報として墓まで持ち運ぶことにする。
あと、こちらは日本で三番目に出来たオートバイ神社との事です。皆さんも行ってみてはどうでしょう!
徳島市内へ
日が暮れ始めるとあっという間に暗くなる。
夜のバイク運転はあまり好んでやりたくないヘタレな私は、今夜の宿の徳島市へとかっ飛ばした。
今日の宿は「ビジネス旅館 七歩(ひちほ)」さん。
和室サイコーです。女将さんの細かな気遣いもほっとします。
うれしいポイントは、お風呂は共有なんだけど、一組ずつの入れ替え制なのでゆったり入れること!これはデカい!
風呂をキメた後は、近所の徳島ラーメン「東大」へ。四年前にも来たなあ。
ここは玉子が入れ放題なんだけど、徳島ラーメンでは当たり前なのだろうか。
徳島市の繁華街はギュッと密集していて歩いてるだけで楽しい。旅のテンションなのもあるけどね。
夜食にタコ焼きを買って部屋飲み(ノンアル)して就寝。
次回は旅の最終日、淡路島ツーリングになります。
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