全然「ふつう」じゃない軽音部マンガに夢中です【ふつうの軽音部】

いつだって「女子高生」という存在が何かを始めるマンガは話題になるものであり、尊いらしい。

その理由は、謎だ。それはもうまるで宇宙のようだ。

しかし、バイクだったり、山登りだったり、キャンプだったり、弓道や柔道などのスポーツだったりを女子高生がやるだけでまるでピカールで磨き上げたメッキみたいになるのだから不思議だ。

どれもこれもキラキラ青春ど真ん中!な内容が非常に眩しい。クラクラする。眩暈がする。

男子高校生のマンガだったらこうはいかないもんな。喧嘩最強を決める!とかになりそうだもんな。

そして最近、話題になっていて私もハマっているマンガも女子高生が何かを始めるというもの。

それが、こちら!

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『ふつうの軽音部』

今回は私が愛してやまないこの作品を偉そうにカンタンに紹介するから覚悟してくれ。

ふつうの軽音部はどんなマンガ??

もともとは、クワハリ氏がネット上で発表していたものが原作なのだが、それがあっという間に話題になり(バズり)、現在は出内テツオ氏の作画でジャンプ+で大好評連載中。

最新話が無料で閲覧できる。

主人公:鳩野ちひろ(通称:はとっち)が高校で軽音部に入るために、人生初のギターを買う場面から物語は始まる。

はとっちはいわゆるクラスでも目立たない『陰の者』(はとっち談)に属している。そんな人間が好きになる音楽なんてもうロックしかないだろ!というわけで、はとっちも例にもれずナンバーガールandymoriなどの邦ロックの影響でバンドを組みたいと考える。

そして軽音部に入ったはとっちは、軽音部内でのあるある?な人間関係に巻き込まれていく………。

、、、と、スーパーざっくりに説明するとこんな内容です。

何だ??いわゆるキラキラ青春学園モノか?と思われるかもしれない。

But!! このふつうの軽音部にはそれがほとんど感じられないのが特徴的だ。だがそれがよい。

クソみたいな青春を送ったあなたやあなたも安心して読んでほしい。

とにかく詳しくは読むがいい。最高だから。そして単行本を買いに行くがよろし。

魅力的な主人公と部員たち

原作のクワハリ氏が発表していたころから誰もが感じていた事が、『漫画の面白さは絵のうまさではない』という事だと思う。

お世辞にもクワハリ氏の絵はうまいとは言えない。でも、キャラクターの引き出し方というか魅せ方がとても達者だなと感じた。

ちなみに氏の絵柄は個人的に好きです。

そのせいかクワハリ氏の絵柄に慣れていすぎたせいで、出内テツオ氏の作画に最初はとても違和感を覚えたくらい。今では出内氏の絵柄もめちゃくちゃ好きです。

主人公だけど物語に置いてけぼりになりがちな鳩野ちひろを筆頭に魅力的なキャラの応酬。

いい子過ぎて逆に印象が薄い気もするドラムスの桃、そしてその外見からは想像もつかない策士で物語をぐいぐいとかき乱すベーシストの厘

個人的にお気に入りはヨンス。まあヤツは厘あってのヨンスかな。ねっとりした歌声ってどんなんやろ。

ジャンプ+になって新しく出てきたキャラクターのアップデート堀井の活躍も見逃せない(笑)

登場するどのキャラも側面がエッシャーの絵みたいにバリバリに立体的に描かれているから強い。(いい意味でだまし絵的でもあるのかもしれない)

ちゃんと「生きて・存在してる」キャラとして描かれていて、愛がハンパないのだ。

あと、登場キャラがみんな関西弁なのがすごくいい方言女子たまらん

実在のバンド・楽曲が登場

バンドマンガの代表的な作品「Beck」でも実在のバンドが出てきていたけど、ふつうの軽音部でも様々な実在バンドが出てくる。

しかしこのふたつのマンガで出てくる実在のバンドには大きく違いがある気がする。

Beckのほうでは、ビートルズやストーンズ、ジミヘン、ロバートジョンソン、などのワールドワイドで伝説級なバンドがほとんどだった。いわゆる神さま的な。

対して、ふつうの軽音部ではどうだろうか。

ナンバーガール、andymori、バンプオブチキン、あいみょん、銀杏ボーイズ、ハンプバックなどの邦楽バンドが多い。

、、、、え、なんか親近感やばくね??となることうけあいだろう。それがいいのだ。

まさに高校生が聞いていそうな、圧倒的リアル感。これには衝撃受けた。

しかし、自分はマンガ内で出てきたバンドはナンバーガールと銀杏あたりしかちゃんと知らないのが年齢を感じて悲しくなりました(涙)。マイ・ジェネレーションの違いを見せつけられました。

単行本は2巻まで発売中!※2024年6月現在

そんな飛ぶ鳥をギターの先端で払い落とす勢いのふつうの軽音部は、最近単行本の2巻が出たばかり。

私は単行本でまとめて読むつもりなので、ネットで無料で読める最新話はしばらくおあずけにしていたのだ。

2巻を求めて近所の書店に行ったが、入荷が遅れていたので残念ながらまだ読めていない。早く読みてえ。紙の匂いを嗅ぎてえ。

ちなみに書店別で購入特典が付いてくるとのこと。

自分は1巻はツタヤで買ったのだが、はとっちのポストカードが付いてきた。

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あと全国の書店で、出内先生のサイン色紙が見れるらしいので地元にもあれば嬉しいなー。

ふつうの軽音部のファンアート描いてみた

そんな訳で、ますます目が離せないふつうの軽音部のファンアートを描いてみたので最後に見ろください。

これはもちろんラモーンズの1stのオマージュね。

そして、描いたばっかりほやほやのファンアートも見てくれよな!

単行本2巻の発売記念イラストじゃい!

『冷凍都市の住人なふつうの軽音部』

もうこれは、This is 説明不要。

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